ある時、ふと目にした文章に 「言葉の翻訳力」 というのがありました。
「言葉の翻訳力」 といっても外国語を日本語に訳すことではありません。
日本語から日本語への言葉の置き換えという話です。
よく、IT業界や法律関係の仕事のように専門用語があって、普通の人には難しくて分かりにくい言葉を、わかりやすく説明したりするときも、言葉を言い換えたり、書き換えたりしますよね。
そういう翻訳もありますが、今回の翻訳はちょっと違って、
例えば
「ちょっと太りました?」 ではなく 「貫禄がつきましたね」 とか
「あの太った人」 ではなく 「ふくよかな方・かっぷくのいい男性」 とか
(女性には「太った」ことはあまり口に出したりしてはいけません…)
「変わってますね」 ではなく 「珍しいですね・個性的ですね」とか
「迷惑です」 ではなく 「困ります」 とかとか…
ちょっとした言い回しですが、相手に嫌な思いをさせないように気遣った言葉です。
「物は言いよう」とことわざにもあるように、同じ事でも言い方によって良くも悪くも印象が変わるということです。
私はよく夫に 「もうちょっと言葉に気をつけろ」 と指摘されます。
なんでもストレートに言葉にしてしまう悪い癖です。
こちらは傷つける気持ちはなくても、直接的な私の言葉に傷ついている人がいるかもしれません。
相手の欠点を指摘するときなどは、直接的な言い方を避け、柔らかい言い方を心がけることで、相手を傷つけずにすみますよね。
気をつけないと。
その文章では、ビジネスの場ではあからさまに本音を言ってしまうと、場の雰囲気を壊し険悪なムードに変わってしまうことが多くあるので、相手を不快にさせない表現力を磨くことも「翻訳力」のひとつではないでしょうか、と締めくくってありました。
ビジネスの場に限らず、普段の生活でも、家族に対しても、「物は言いよう」です。
相手を不快にさせない、気遣いのできる女性になりたいものです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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