この記事は2019年3月8日に公開したものです。
高校生の娘もこの春には3年生、受験生です。
娘は3歳の頃からピアノを習っています。
初めはピアノというよりリトミック教室で、4~5人のグループでレッスンしていました。その後、4,5歳頃に先生からピアノのレッスンに進みましょうと言われ、それからは個人でのピアノレッスンになりました。
リトミックもピアノもずっと同じ先生に習っています。どちらも先生の自宅でのレッスンです。
リトミックとは
リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。
途中、高校受験の年には一時お休みしたこともありますが、なんとかやめずに続けることができています。
娘からのうれしい言葉
最近、娘に言われたこと。
「ピアノ続けていて本当によかった」
この言葉を聞いた時、感激して涙がでました。
今までずっと続けてきてよかったと心から思いました。
私は特技がないことがコンプレックスになっています。
子どもの頃から、わりとなんでもそつなくこなして、成績も中の上。
でも、これだけは誰にも負けない!と言えるものがないのです。
特技は?と聞かれても答えられない…つまらない大人になってしまいました。
だから、子どもたちには「私の特技は〇〇です!」と胸を張って言えるものを、何か1つでも作ってほしい、見つけてほしい、そう思っていました。
そんな思いから、私は、「自分の子どもにはピアノを習わせたい」と考えるようになりました。
そして現在、娘と息子、二人ともピアノを習っています。
そんな娘から、「特技はピアノ」と言えることができてよかった!と言われたのです!
高校受験の時の話です。
大阪府の公立高校入試の出願には、願書の他に受験生自身が記入した「自己申告書」を提出しなければいけません。
そこには、今までがんばってきたことなどを書く欄があって、運動部などの部活に入ってなかった娘でも「ピアノ」のコンクールで学んだことを体験談として記入することができたし、実際、ピアノを続けてきてどう感じたのかを娘なりに自分の言葉として書くことができた、と言っていました。
願いが叶いました!
思いが伝わった!そう感じました。
そんな話ができるようになった娘、成長したなぁ。
今度は息子の番
この春から中学3年になる息子。こちらも受験生です。
息子も、娘と同じように小さい時からピアノを習っています。
娘は「やめたい」とはあまり言いませんでしたが、息子とはよく「やめる・やめない」戦争をしていました。あの頃は大変だったなぁ…
幸い、2人ともずっとピアノを続けてくれて、息子は今ではYouTubeでみた曲を弾いたりしています。
こんな風に、息子のピアノに癒される日が来るなんて…
もう感無量ですね。
子どもが小さかった時のピアノの練習は、それはもう大変でした。
毎日毎日、練習しなさい!と怒り続け、練習中も、それは違う!とか、そうじゃない!とか、(自分もできないくせに)ずっと怒っていたように思います。
今では、私はいっさい、練習しなさい!とは言わなくなりました。
自分からすすんで弾いています。ま、弾かない日もありますが、それも気にならなくなりました。
長い道のりでした。
だから、今、子どもがピアノの練習をしなくて困っている、というお母さんがいらっしゃれば、大丈夫です!と伝えたいです。
そのうち、自分からするようになります。
けれど、それは毎日のお母さんの頑張りが必要です。つらいですけど、そこは、頑張ってください。毎日、練習しなさい!と言い続けてください。
そして、お母さんも時間がなくて大変だと思いますが、一緒に練習につきあってください。
過ぎてみて思うのですが、一緒にいる時間はほんとに短いです。あっという間に子どもは大きくなります。ですから、せめて小学校低学年の間くらいは一緒に練習してあげてください。
きっと、あの時は大変だったけど、続けていてよかった!と思える日がきます。
『ピアノが脳にいい!』という話
テレビ番組「ホンマでっかTV」に出演されている、脳科学者の澤口俊之先生が、「習い事をさせるならピアノがいい」「ピアノが脳にいい」と発言されたことで、子育てママたちの間でも話題になったようです。
脳科学者、澤口先生のインタビュー記事を見つけたので、ここで紹介したいと思います。
お子さんに習い事を考えているお母さんの一つのヒントになればうれしいです。
ピアノは脳機能をまんべんなく育て ”地頭” をよくする
「現在、学術的に証明されている限りにおいて、ピアノほど脳にいい習い事はありません」
「まず、ピアノを習えばピアノに必要なスキルが身につくのは言うまでもないですね。しかし、ピアノが他の習い事と違うのは、それだけに留まらない万能性があるからなんです」
「人というものは、夢をもち、その夢をかなえるべく努力して成功し、幸せな人生を送りたい(あくまでも主観的な成功)…だれもがそう願うものですね。そして、そういう人生を送るためには、IQ(一般的知能)よりもHQ(人間的知能)という知能が重要と証明されているのですが、さまざまな習い事や余暇の過ごし方の中でも、すべての実験においてダントツにHQが向上するという結果を出しているのがピアノの稽古なんです」
「HQとは、簡単に言えば、人間らしい人生を送るための能力のことで、夢や目的に向かって適切に行動する能力 ”未来試行的行動力” と、理性・思いやり・協調性を身に付けてうまく生きる能力 ”社会関係力” です。つまり、HQの向上は、夢の実現や社会的成功、良好な恋愛や結婚生活、さらには運動能力や器用さ、言語能力、IQの向上にまでも繋がるんです」
引用:脳科学者・澤口俊之が「ピアノが脳にいい!」と断言する理由 | 習い事の王道 なぜピアノを習うの? | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」https://www.mamatenna.jp/article/10659/
ピアノは、両手をまったく別の動きで弾き、楽譜を記憶しながら演奏し、さらに次の楽譜を読んでいく、というとても高度な技術を使います。そして、それが自然にできるようになる。たしかに、脳をフル回転していると思います。
子どもの習い事にはもってこいですね。
では、ピアノをいつ習わせれば効果的なのでしょうか?
脳科学者、澤口先生によると、5歳~8歳ごろがより効果的とのことです。週に1回40分のレッスンでいいそうです。
4ヶ月くらいで効果があらわれ、脳構造を変えるまでには2年くらいが必要とのこと。
最低2年はがんばりましょう! あとは、やればやるほど継続機関との相関になるそうです。
ちなみに大人になってからでも、子どもの頃ほどではありませんが、効果はのぞめるようです。お母さんも一緒にいかがですか?
そろばんとサッカーもHQを向上させる効果あり
ピアノ以外にも、HQを向上させる効果があるとの研究結果がでているのが、「そろばん」と「サッカー」だそうです。
私たちが子どもの頃は、「そろばん」は習い事の定番でしたね。私も習っていました。
本当は子どもたちにも「そろばん」を習わせたかったのですが、ピアノもやって、そろばんも、というのは、経済的に困難でした…(汗)
「サッカー」も、息子がやりたいといえば考えたのですが、いっさい、興味なし。
完全に文化系です。
さいごに
私が子どもの習い事にピアノをおすすめする理由。
それは、「特技はピアノです!」と胸を張って言えること、です。
我が子を見る限り、頭がよくなったのかは分かりませんが、何度も練習をして曲を完成していく楽しさは経験できているので、粘り強さと根性は鍛えられたと思います。
そして、このことは子どもたちの自信になっていることでしょう。
どんな習い事でも、続けていくことに意義があると思います。
お子さんが、途中でやめる、と言っても、どんな手を使っても続けさせてください。
その先には、きっと素晴らしい未来が待っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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