「最近、肩こりがひどくて休んでもなかなか回復しない」
「なんかわからないけどイライラする」
「将来のことを考えると不安になる」
・・・
アラフィフ世代になると出てくる「更年期」のさまざまな症状。
私もそんなにひどくはないですが、いろんな症状が出てきています。
以前、更年期に関するこんなお話も書きました。
更年期による心身の不調の多くは、ホルモンバランスの崩れによって体の機能が低下して起こるものです。
自律神経を整えれば、低下した体の機能を補ってくれ、更年期の症状をやわらげることができるそうです。
自律神経って?
そもそも自律神経とはどんな神経なのでしょう?
自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間休まずに働き続けている神経のこと。
体の活動時や昼間に活発になる「交感神経」と、安静時や夜に活発になる「副交感神経」の2つに分けられます。
1日のうちに交感神経と副交感神経が交互に働いて、体をコントロールしています。
不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調があらわれたりします。
なぜ更年期に心身の不調は起きるの?
一般的に「更年期」とは45~55歳ごろの時期をいいます。個人差はありますが、女性の場合は、閉経前後の10年ほどをいいます。
その時期になると、昔に比べて無理がきかなくなったり、同じように生活していても体調不良が起こったり、精神的に不安定になったりと、心や体にさまざまな変化があらわれてきます。
「更年期障害」と呼ばれる心身の不調は、卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が急激に減っていくことが原因で起こります。ホルモンバランスが崩れることで、心身の機能が下がり、さまざまな不調があらわれるのです。
更年期障害は女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも更年期は訪れます。男性ホルモンが加齢とともに減少していくので、女性と同じような症状があらわれるのです。
自律神経を整えると、更年期の不調は緩和できる!
年齢とともにホルモンバランスが崩れていくのは当たり前のことですね。
ほてりやのぼせなどのホットフラッシュ、頭痛、めまい、むくみ、動悸など、更年期におこる体調不良の多くは、血行の悪化によって起こる臓器の機能低下によるものです。
血行を左右する自律神経を整えておくことで、更年期によって低下した機能を補って、更年期の症状を軽減することができるのだそうです。
自律神経を整えるには?
更年期を無理なく過ごすため、自律神経を整えるにはどうすればいいのでしょうか?
自分でできる簡単なセルフケア術をご紹介します。
意識を改革 “なまけ上手”になる
更年期を無理なく過ごすためには、「なまけ上手」になることが重要です。
自分を追い込むと、それがストレスとなって交感神経が高まり、血流が悪くなってしまい、更年期の不調を悪化させてしまうことになりかねません。
「なまけ上手」とは、さぼるという意味ではありません。あくまでも、無理をしないということ。
「やること」と「やらなくてもいいこと」をうまく振り分けることが大切です。
家事のしないことリストを作ってみるのもおすすめです。
この本はとても参考になりますよ。
日記を書く
自分自身の体や心の状態を知るために、3行程度の短い日記を書くのがおすすめです。
書く項目は3つだけ。
1つ目は、その日良かったことを書きます。
きれいな景色を見たり、人に親切にされたりしたことなど、自分が心地よくなったことを書きましょう。
2つ目は、その日失敗したことを書きます。
書くことによって、嫌なことを心の中から外に出していきましょう。
3つ目は、2日前の夕食について書きます。
なかなか思い出せないかもしれませんが、2日前の朝から夜までの出来事などを思い返すことで、自分を第三者的に見ることができます。
そうすることで、心も落ち着き、自律神経も整ってきます。
2日前の夕食が思い出せない場合は、1日前や今日の夕食でもOKです。
また日記は、パソコンや携帯ではなく、手書きで書くことが大切です。
姿勢を正して、呼吸を意識しながら丁寧に書くことをこころがけましょう。
寝る前にゆっくりと日記を書くと、副交感神経が働きリラックスして良い睡眠をとることができそうです。
更年期のイライラや不安な気持ちを軽減するため、『3行日記』書いてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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