私には高1の娘がいます。
同じ女だからか、何なのかよくわかりませんが、たまに激しくぶつかり合ったりすることもあります。泣きながら言い合いしたこともありました。
高校生になると、学校で過ごす時間が多くなり、家へ帰ってきてもすぐに自分の部屋に入って勉強しています。
ん? 勉強、していると思いますが・・・
わかりません。まあ、部屋にこもって何かしています。
最近は学校へ行くときにメイク(アイラインとリップ程度ですが)していったり、と、とにかく自由な生活。
高校受験で1年間勉強漬けだったので、解放されて、高校生活をエンジョイしている様子です。
そうなると、心配になってきますよね。服装のこととか異性とのお付き合いのこととか・・・。
我が娘、小学生のころからいわゆる彼氏がいました。その彼氏と中学に入ってから別れることになって、大泣きして、また新しい彼氏ができて、別れて、と、なかなか活発な女の子です。
でも、それら一連のことはちゃんと娘から聞きました。話してくれる良好な母娘関係だと思っています。
しか~し! 問題はここからですよね!
高校生になった娘は、はたして、彼氏ができたら話してくれるでしょうか?
最近、あまり娘と会話していないなぁと不安になってきたので、もう一度、女の子ってどう育てたらいいのか?どう接すればいいのか?を勉強すべく、本棚の本を引っ張り出して読んでみました。
『女の子の育て方』
『女の子の育て方 「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0~15歳児の親が必ずしておくべきこと。』
女の子の育て方?「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0?15歳児の親が必ずしておくべきこと。?
この本、表紙がかわいい♪
まだ娘が思春期に入る前に購入して読みました。
著者は、明治大学文学部教授で教育カウンセラーの諸冨祥彦さん。
「すべての子どもはこの世に生まれてきた意味がある」というメッセージをベースに、20年以上、さまざまな子育ての悩みを抱える親に、具体的な解決法をアドバイスしている先生です。
この本の中にも、子育ての悩みを抱えるお母さんに対してカウンセリングをしているような部分が出てきます。女の子の親にありがちな悩みに、具体的なアドバイスがとても参考になりました。
子育てには3つのステージがあると書いています。
①ラブラブ期
0歳から6歳くらいまでの、いわゆる乳幼児期(生まれてから幼稚園・保育園まで)
この時期は、子育ての土台ともいえる重要な時期です。
この時期に、愛情をうんと注ぐことで「自己肯定感」が高まります。
「自己肯定感」は、「私は大丈夫!」「いろいろなことにチャレンジしてみよう!」という自信(自尊感情)です。
人間は、「自己肯定感」をもつことで、心が満たされ、幸せに生きることができるようになるのです。
②しつけ期
6歳から10~12歳くらいまでの、いわゆる児童期(小学生時代)
この時期は、小学校への入学やクラス替えなどを通じて、自分をおさえたり、社会のルールに自分を合わせる術を学んでいく時期です。
「女の子のしつけ」のポイントは、次の3点です。
- 「ダメ」や「ノー」を言葉にして伝える
- 子どもの自発的な行動や判断を尊重する
- 最低限守るべき「わが家のルール」を決める
③見守り期
10歳から12歳以降、18歳くらいまでの、いわゆる思春期(小学校高学年から大学生くらいまで)
10歳くらいになり思春期に突入すると、子どもは「自分の考え」をもつようになります。同時に、親からの指図や、親の定めたルールなどをうっとうしく感じ始めます。
反発することも多くなり、家族や親よりも、友だちとのやりとりが中心になってきます。
友だち、進学、異性関係など、思春期の女の子は多くの悩みを抱えています。
そんな時、お母さんがしてやれることは、まず、お母さん自身が「何があっても大丈夫!」という心構えでドーンと安定していること。そして、子どもの行動を少し距離をとって見守りながら、子どもがSOSを出してきたら心を込めて「聴いていくこと」です。
大切なのは、「口を出さずに、見守ること」。
母娘の絆を深めるために
娘が思春期になって、だんだんと自分というものを主張するようになります。
幼少期は、ママの言うことがすべてだったかわいい娘も、だんだんとお友だちを優先するようにかわってきます。
それは、成長している証拠であり、喜ばしいことですが、ママの方も成長しきれていないと、母娘の間に見えない壁ができてしまうかもしれません。
子育ては、子供と一緒に親も成長するものなんですね。
高校生になった娘には、「口を出さずに、見守ること」を肝に命じて、対応していきたいと、改めて思いました。
お子さんがまだ小さいお母さんはもちろん、思春期になって難しくなったなぁと感じているお母さんにも、読んでもらいたい、そんな一冊です。
女の子の育て方?「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0?15歳児の親が必ずしておくべきこと。?
- 作者: 諸富祥彦
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/11/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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