ついに、とうとう、買っちゃいました。
メンタリストDaiGoさんの本、『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』。
こちらの本です ↓
ずっと気になっていたのですが、いつもパラパラと読んでは買うのを躊躇い、棚に戻す。の繰り返しでした。
きっかけは動画を見たこと。
この本が出た時の動画のようです。
二度と散らからない上に、決断力まで鍛える「かたづけ入門」 前編
「二度と散らからない上に、決断力まで鍛える「かたづけ入門」 前編」という内容の動画です。ちなみに後編は有料のため見ておりません。
この動画、早口すぎてついていけず、しかも猫の話になったり…とまったく面白くない。
息子はDaiGoさんの動画を見て集中力を高めたり、を学んでいるようですが、私にはちょっと無理っぽい。
ということで、本を購入することにしました。
やっぱり本の方がいいですね。
気になるところは何度も繰り返し読むことができるし。
息子によると、「動画も繰り返し見れるよ」とのことですが、アラフィフのおばちゃんには本の方がしっくりくる感じ。
「正しい片づけ」とは
動画でDaiGoさんは、「この本は、ただの片づけ本ではない」と言っていました。
本の中にも、「本書は、部屋がきれいになることをゴールにした本ではありません。片づけることによって、人生を最大化し、幸福を手に入れるための本です。」とあります。
片づけの本当の目的とは、「自由な時間を増やし、人生を最大化するため」なんだそうです。
迷う時間、モノを探す時間、管理する時間を減らして、そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにする。これが片づけの本当の目的なのです。
また、DaiGoさんは、
ただ、部屋をきれいにするだけの片づけなら、業者さんに頼めばいい。
そうではなく、片づけることによって、意思決定力を鍛えることができるのです。
片づけは意思決定のトレーニングです。
とも言っています。
意思決定のトレーニング…そう思って片づけをしていると、単なる片づけの作業も意味のあるものに思えてきそうです。
片づけの基本・3原則
自由な時間を増やして、人生を最大化するための片づけの原則は3つ。
- 「3択」の原則
- 「初速最大化」の原則
- 「ローコスト管理」の原則
この3つのルールを意識して片づけをすれば、収納や整理、掃除といった具体的な片づけのテクニックで悩まなくなるそうです。ホントかなぁ?
原則1:片づけで人生の迷いがなくなる?「3択」の原則
人間は、選択肢が3つ以内でないと即決ができないらしい。
レストランのメニューで、コースはたいてい「A・B・C」「松・竹・梅」といった3択になっていることが多いと。なるほど。
そこで、3つの中から1つを選ぶことによって、即決・即行できるような環境に持っていくことを片づけのルールにします。
バッグの選択に迷ったり、「あのバッグ、どこ?」と探し回ることが多い人は、お気に入りの3つのバッグに絞って、あとは処分しましょう。とのこと。
ふうん、3つね~。
でもでも、女子には難しくないですか? と、言いたい…
という私みたいな「なかなかモノが捨てられない」という問題を乗り越えるためのポイントがあるそうです。
- 選択回避の法則:選択肢が多くなりすぎるとモノを選べなくなる
- 損失回避の法則:自分が損することを非常に恐れる
- 保有効果:自分が一度所有したモノに、より高い価値を感じる
の3つが働くと、人間は「現状維持の法則」が発動されてしまいます。
現状維持とは、モノを保存し続け、捨てることができず、部屋は散らかり、生活は迷いだらけ…あ〜、まさに今の私の状態。
「モノが捨てられない」問題の正体は、現状維持の法則なのです。
だから、この現状維持の法則を避けるため、選択肢を3択までに絞ることが必要だということです。
原則2:とりかかるまでの時間を最短にする「初速最大化」の原則
自由な時間を増やし、人生を最大化するための片づけの原則の2つめは、「初速最大化」の原則です。
つまり、次の行動にとりかかるまでの時間を最短にする、ということです。
そのためには、行動のために必要なモノを手に取りやすい場所に置いておき、その行動にとりかかるまでの手順を減らすことが大事。
心理学者ショーン・エイカーの「20秒のルール」は、なるほど~と思いました。
人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられるーー。
いつも手の届くところに食べ物を置いておくと、ついついつまんでしまい、食べ過ぎてしまう。20秒余計に時間がかかるようにしまい込めば、おやつを食べる習慣もやめられるかなぁ…なんて思っちゃいました。ま、片づけには関係ないですが…。
「ついつい」を繰り返しているうちに、モノがあるべきでないところに置かれて、必要ないモノが増えて、部屋が散らかっていく…。
そうならないために、場所と行動の結びつきを強める「アフォーダンス」をデザインすることも有効です。
原則3:時間があふれだす!「ローコスト管理」の原則
片づけで自由な時間を増やし、人生を最大化するためのルールの3つめは、ローコスト管理の原則です。
整理に手間がかかったり、メンテナンスが面倒だったりするモノを減らすことで、大きな時間が生まれます。
管理コストが高いモノのとして、衣類が想像しやすいです。
例えば、クローゼットに入りきらないほどのたくさんの服があれば、衣替えをしなくてはいけません。
プラスチックのコンテナに服を入れたり出したり、クローゼットから服を出したり入れたり、モノによってはクリーニングに出したり、それをまた取りに行ったり…
衣類の管理には膨大な時間がとられます。
この時間を、自分を成長させるため、あるいはお金を稼ぐために使ったら、いったいどれだけの価値をうみだせるのでしょうか。好きなこと、やりたいことに使ったら、どれほど幸福度が向上するでしょうか。
時間とか労力を奪うモノを減らすことによって、非常に合理的な片づけができるのです。
さいごに
片づけを実行し、人生を変えるための方法論は、基本的にこの3つの原則です。
この原則の説明は本書の最初の第1章です。
第2章はより具体的な5つのメリットを、第3章ではモノが勝手に減っていく7つの質問、第4章では二度と散らからない毎日の片づけ習慣を、第5章ではエリア別の片づけの5つの鉄則、第6章ではスケジュールの片づけテクニック、そして第7章では8週間で人生を変える片づけモデルプランが紹介されています。
第2章のメリットの1つに、片づけで「よりよい未来」が選べる、というのがあります。
いらないモノではなく、必要なモノに目を向けよう
本来の片づけとは、大事なモノ、持ち続けるモノを選ぶことです。
片づけというと、つい、いらないモノを捨てることに注目しがちですが、本当は自分にとって必要なモノ、持っていると幸せになれるモノを選び取って、それ以外のモノは持たないようにすることなんですね。
「よりよい未来」にするためにも、この本を読んで、人生を思い通りに操れる片づけの習慣をゲットしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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